ダウンタウン・ダラスの経済回復がテキサス州トップ、全米上位にランクイン



ダラスのダウンタウンの経済回復がテキサス州でトップにランクされ、全国的にも上位に位置しています。ビジネスジャーナルズが発表したダウンタウン活力指数によると、パンデミック後のダウンタウン回復においてダラスは特に高い評価を受けており、テキサス州内の主要4都市中で1位となりました。

Photo by Fallon Michael

この指数は、オフィスの商業不動産動向、都市中心部のホテルの稼働率、在宅勤務の割合、ダウンタウンの携帯電話活動、公共交通の利用傾向、都市圏の人口成長動力など、様々な指標を分析しています。ダラスはこれらの指標に基づき、全米44市場中11位に位置付けられています。特にオフィス空間の動向、在宅勤務の割合、ダウンタウンでの携帯電話活動が重要な要素とされています。



経済回復は非常に強く、ニューヨーク、ボストン、ワシントンD.C.などの商業・観光中心地が89%以上の回復を見せている一方で、アラバマ州バーミンガムなど小規模地域ではパンデミック前のレベルを100%超える回復を達成しています。また、公共交通の利用はパンデミック以前に比べて全体的に低下していますが、リモートワークの普及と強いホテル稼働の回復が見られる地域では比較的良好です。

ダラスのダウンタウンでは、ホテルの稼働率が2019年の水準の約93%まで回復し、大規模イベントが経済活性化に寄与しています。また、ダラス地域の人口は急速に増加しており、2020年以降5.7%の変化がありました。このような背景から、ダラスは今後もダウンタウンのビジネスや住民活動の面で大きな可能性を秘めています。