ダラスで活躍するダンサー「筒江瑠奈さん」インタビュー【前編】

先日、ダラス・カウボーイズのダンスチームで輝く日本人ダンサーの筒江瑠奈さんの特集を掲載しました。

今回は筒江瑠奈さんのバックグラウンド、ダンスに対する熱意、今後のビジョンなどを深堀りしたインタビューを紹介させていただきます。


「自己紹介と、ダラス・カウボーイズ・リズム&ブルーに加入する前の背景について教えてください。」

埼玉県秩父市生まれ。ダンスは6歳から地元のダンススタジオStudio Fitsで指導を受け、バレエ、ジャズ、チアダンス、ヒップホップ、コンテンポラリー、そして演技など様々なジャンルを学びました。

日本国内だけでなく、9歳で初の海外を経験し、約17年間に渡り韓国(カンヌン国際青少年芸術祭、2018年平昌オリンピック公式オープニング公演)、中国(国際観光芸術祭)、アメリカ(全米桜祭り)でダンサーや振付師として活動をしていました。

「エンターテイメントの国、アメリカでダンサーとして挑戦したい」という夢を叶えるべく、23歳で渡米。目標であったダラス・カウボーイズ・リズム&ブルーに挑戦し、日本人初のダンサーとして2022年8月に合格。2022-2023シーズンでは新人賞を獲得し、現在は所属2年目となります。

「ダラス・カウボーイズ・リズム&ブルーの一員になろうと思った動機は何ですか?」

2020年コロナ禍で渡米の準備をしている際に受けていたプログラムがあります。Sidelineprepと言って、アメリカでプロのダンサーになるためのオンライン講座を開催しているカンパニーです。

アメリカでプロになるにはダンスの技量だけでなく、面接、スピーチ力、セルフプロモーション、ポージングなど多数の能力を求められます。そのトレーニングを受けるべくこのプログラムに参加していました。プログラムに参加すると元プロダンサーがパーソナルコーチとして一人一人の指導をします。

私のコーチになったのが元ダラス・カウボーイズ・リズム&ブルー(DCRB)の第1期生でしかもキャプテンだったんです。その人から様々な情報を得て、DCRBに興味を持つようになり、自分でリサーチをしました。

DCRBはNFL(アメフト)の業界で初男女混合を取り入れ、ヒップホップというジャンルとドラムラインを初用いたチームというとてもユニークなチームでした。ダンサーはヒップホップだけでなく、多数のジャンルを踊りこなすトップレベルのダンサーが集まっています。

また、NFLの外でもバックダンサーやコマーシャル、大会でのショーケースなど多方面で活動していることを知り、ダンサーとしての可能性が大きく広がる事に魅了され、このチームへの受験を決意しました。

「ダラス・カウボーイズ・リズム&ブルーでの最初の1年間はどのようなものでしたか?」

吸収の一年でした。何もかもが初で、特にアメリカのエンターテイメントの規模の大きさを目の当たりにして驚き続きの一年だったのを覚えています。ダンサーとして、プロとして、技量ももちろんですが、メンタル面でもとても鍛えられました。

「過去1年間で、特に印象に残っている瞬間やパフォーマンスはありますか?」

初のハーフタイムショーです。80,000人以上を収容するAT&Tスタジアムのあの景色を目の前にパフォーマンスをした時の光景は一生忘れません。2年目になっても毎回緊張と興奮で胸がいっぱいになります。

「チームでの最初の年に直面した挑戦と、それをどのように克服しましたか?」

1年目は大柄なダンサーが多かった為、オーディションの時から埋もれてしまいそうでした。そんな中合格メンバーと元メンバーの中に私と同じくらいの身長のダンサーがいました。そのダンサーの動きを研究して、どうしたら目に入る踊りからができるか鏡の前で何度も練習しました。

小柄だからこそできる動きもあります。例えば高低差で低さを出す時や機敏な動きがしやすかったり。ネガティブな部分をポジティブに考えることで克服できた気がします。

「この1年間での最大の成果は何だと考えますか?」

新人賞をいただいたことです。まさかもらえるとは思っていませんでした。