米国の労働者がオフィスに戻るトレンド〜ダラス、オースティン、ヒューストンが先導

他の米国の市場と比較して、テキサス州の主要都市圏の労働者のうち、オフィスに戻っている割合が大きいです。しかし、パンデミックが従業員を自宅勤務にしてから3年以上が経過した今も、オフィス関連のビジネスはまだ全員をデスクに戻すのに苦労しています。

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商業不動産会社Transwesternのレポートによると、ダラス、オースティン、ヒューストンは、オフィスに戻っている労働者の割合で国内をリードしています。しかし、平均して、北テキサスのオフィス労働者の約54%しか戻っていません。

ダラスの労働者のオフィスへの戻り率は、特定の日にはほぼ60%に達することがあります。

分析によれば、「一週間で60%の壁を破ることができたのは、オースティンとその近くのヒューストンだけです」とのことです。

約46%の従業員が「ハイブリッド」オフィスで働いており、ビルでの勤務と在宅勤務が組み合わさっています。完全にオフィスで働いているのは約34%だけです。

Transwesternのダラスオフィスのリサーチマネージャーであるアンドリュー・マシュニーは、「在宅勤務に不要なスペースを削減する企業が増える一方で、ダラス・フォートワースの長期的な雇用成長により、オフィスビルの従業員数は次のサイクルで前パンデミック時代を上回り、回復するでしょう」と述べています。ダラス・フォートワースのオフィスを使用する雇用は、前パンデミック時代よりも20%多いと述べています。「他のいくつかの大きな市場は昨年まで回復しなかった」と述べています。

なお、テクノロジー、メディア、保険の企業が、従業員に最も柔軟性のある労働環境を提供していることもわかりました。

レポートによれば「米国のほとんどの主要市場は、事務所での従業員数が完全な前パンデミック時代の水準に戻るのに10年以上かかるでしょう」としています。

ソース:Dallas Morning News

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