西日本鉄道、テキサス州で賃貸アパートを開発【米国の不動産事業を拡大】

西日本鉄道はアメリカ・テキサス州において、賃貸アパート(総戸数261戸)の開発に着手すると発表しました。

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現地の住宅ディベロッパーAlpine Start Development, LLCと共同で事業運営会社・ASD Saginaw JV LLCを設立して行います。同社が現地ディベロッパーと2社で共同開発を行なうのは初めてとなります。

総事業費は、約87億円。2023年10月に着工し、2025年5月に竣工する予定です。

開発地は、テキサス州北部のサギナウ市。近くには全米1位の人口増加率を誇るフォートワース市があり、サギナウ市もベッドタウンとして旺盛な住宅需要が見込まれます。

約4.4haの敷地に、木造3階建ての住宅棟8棟、木造1階建てのクラブハウス棟1棟を開発する計画となります。間取りは、1ベッドルーム~3ベッドルーム。ターゲットは単身者や若い夫婦とし、クラブハウス棟にはフィットネスジム、ラウンジ、ワーキングスペース等が用意されます。また、周辺にはスーパーや飲食店などの商業施設が徒歩圏内に位置していることや、主要高速道路へのアクセスも良好で利便性が高いエリアとなります。

西日本鉄道は、第16次中期経営計画の重点戦略として、海外不動産事業の収益拡大を計画しています。現在ベトナム、インドネシア、アメリカ、タイ、フィリピンの5ヶ国において、住宅・収益不動産等の事業を展開しており、経済成長が著しい東南アジアでは住宅開発を進め、持続的な住宅需要が見込まれるアメリカでは収益不動産開発を進めています。

<西日本鉄道プレスリリース>

ソース:prtimes

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