将来のテキサス水源?ボアダルク湖、飲料水の供給開始は間近

人口増加の勢い増すテキサス州の飲料水需要を満たすため、開発が進む「Bois d'Arc Lake(ボアダルク湖)」。今回その名称が米国内務省に正式に承認され、事業始動に一歩近づいた。

▼ボアダルク湖

ボアダルク湖とは?

北テキサス市水道局(NTMWD)が開発の中心となり、ファニン郡で2018年5月に建設を開始。広さ約16,600エーカー(山手線約1周分)の湖は、2040年までに約170万人の飲料水需要を満たすとされている。降雨とボアダルク川からの流れを主な水源とし、2021年4月に貯水を開始。2022年後半には、処理済み飲料水の供給を開始する予定だ。

▼今後の動き

North Texas e-Newsより)

事務的な作業であるものの、重要な項目である連邦政府による名称承認をクリア。残りの主要な建設作業は、全長3kmのダム、水処理施設、水道パイプライン、周辺環境の改善作業などが含まれる。環境改善は500万本の植樹や河川の修復、野生動物の生息地の再確立など。さらに一般市民がボートや釣り、狩猟などのレクリエーションを楽しめる区画も並行して建設中。