イーロン・マスク、テキサスでのトンネル交通システムの実現に一歩前進か

イーロン・マスク氏とテキサス州北中部行政協議会は、マスク氏のスタートアップ企業「The Boring Company」による地下トンネル交通プロジェクトの提携について協議を始めた。

The Boring Companyとは

マスク氏が2016年に立ち上げた企業。地下トンネルネットワークを介して、テスラ社の電気自動車で乗客を運搬する交通システム。最高時速155マイル(約249km)で走行する構想。自社の掘削機を開発し、トンネル掘削の時間と費用削減にも取り組んでいる。すでにラスベガスで「Loop」として運用開始。2022年に入り、マイアミにも交通システム建設の計画を提出するなど、事業拡大を狙っている。

▼テキサス州での動き

2022年3月、イーロン・マスク氏とテキサス州北中部行政協議会は、The boring companyのプロジェクト提携について初期段階の協議を行った。地元政治団体の広報は2022年夏、交通技術企業との話し合いを持ち、The boring companyとのトンネル交通プロジェクト提携案を、地域交通評議会に提出する予定だと述べた。

同社はすでにオースティン郊外のBastropの土地を購入。研究開発施設の建設を予定しており、求人募集も出されている。