ジョンソン&ジョンソン社のワクチン、既に接種した人はどうすればいいのか?

NBC 5 Dallas-Fort Worthによると、全米で680万人以上の人がジョンソン&ジョンソン(J&J)社のコロナウイルスワクチンを接種しており、その大多数が副反応がないか、あっても軽度である。そのうちの6人が血栓になったと報告されているが、これは非常に稀なケースであると関係者は述べている。それでも、十分な注意を払って、州やその他のワクチン提供者はワクチンの配給を一時停止している。

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米国食品医療品局(FDA)と疾病予防管理センター(C D C)は、既にJ&Jのワクチンを接種した場合、下記の事項に気をつけるよう指摘している。

接種した人

• ワクチン接種後、3週間以内に極度な頭痛、腹痛、足の痛み、動悸を訴えている人は、かかりつけの医師に連絡する。

• 接種後3週間以内に血栓の兆候を表す副反応がない場合は、リスクはほとんどないと考えられるが、引き続き観察を続けるよう促進。

医療従事者がするべきこと

• ヘルスケア・プロバイダーは副反応を指定のウェブサイト(Vaccine Adverse Event Reporting System)に報告。

• 報告されているような兆候を訴える患者には、最近ワクチンを接種したか聞く。

• F D AとC D Cは、この血栓を生じた場合、通常の治療法を使わないため特に注意を払うようにと警告している。通常、血栓の治療にはヘパリンと呼ばれる抗凝固薬が使用されるが、J&Jワクチンの接種によって生じた血栓の治療にはヘパリンの投与は危険である可能性があるため、代替治療を行う必要がある。

何が血栓の原因か?

血栓の原因はまだわかっていないが、血栓を経験した6人が全員女性で、18歳〜48歳の年齢層。接種後、6〜13日以内に兆候が出ており、いずれも脳静脈洞血栓症(CVST)または血小板の数値が低かったと報告されている。New York Timesによると、1人が死亡、2人目が重篤な状態で入院しているという。

これまでこの稀な血栓はAstraZeneca社のワクチンで副反応の可能性として懸念されてきた。ヨーロッパの関係当局によると、この稀な血栓は血小板の低数値と同時に起こり、また若い年齢層に起こることがわかっているという。

J&J社とAstraZeneca社のワクチンは同じ技術を用いて製造されている。コロナウイルスの表面を覆うスパイクたんぱく質を認識するように体に教えるファイザー社とモデルナ社のワクチンとは違って、J&J社とAstraZeneca社のワクチンはスパイク遺伝子を体内に運ぶためにアデノウイルスを利用している。J&J社はワクチンの製造に人間のアデノウイルスを利用するのに対し、AstraZeneca社はチンパンジーのウイルスを利用する。