ダラスの独立救急病院が続々と閉鎖、その理由は?

ダラスに所在する独立救急病院(Emergency Rooms)が続々と閉鎖していることがダラスビジネスジャーナルの記事によって明かされた。

独立救急病院は通常の病院の長い待機時間を避ける、又は緊急な治療が必要などといった利用者のニーズに応えるため、2010年頃からダラス周辺に設置され始めた。Texas Department of State Health Servicesの調査によると、ここ数でこういった救急病院の数が急激に増えており、人気のない病院が次々と経営破綻している状況だという。

その一方、独立救急病院の数はテキサス州全体でみると右肩上がりで年々増加している。その理由として、大きな病院が存在しないような田舎ではこのような緊急病院の需要が高まっているとTexas Association of Freestanding Emergency CentersのBrad Shields氏は言う。

ダラス在住者は近所に独立救急病院があると、どこか安心感があったかもしれない。「緊急事態の時は近所に病院がある」など。しかし、ダラスからこのような施設が消えていく可能性が高いため、今後は大型病院の所在地も念頭に入れておく方が安全だろう。